資金繰り予定表
皆さんはよく「資金繰りが悪化する。」などという表現を聞いたことがあるかと思います。昨今の不景気で多くの企業の経営状態が悪化していて、企業の倒産に関するニュースも珍しくなくなっている現在ではなおのことでしょう。
資金繰りとは簡単に言えば、お金の流れを把握し、そうしてそのお金に関して収支予想を立てて、もしお金の過不足が予め予想されるときには、その対策を講じることを指します。皆さんの生活に当てはめて考えれば、給料日までに幾らお金が必要になるか、いくらくらいに出費があるかを予想し、万が一給料日までの生活費が足りないとなれば、これまでの貯金を取り崩したり、はたまた友人から借金するなどしてお金を調達することです。
企業の場合にあてはめて簡単に言えば、同じように必要経費を計算しておき、万が一資金が足りなくなるようなことがあれば前もって銀行から融資を受けるなどして、資金面での対策を講じておくことです。
ここで誤解されがちなのは、資金繰りとは例えば銀行等からの借り入れを代表とする単なる資金調達だと多くの人が考えていますが、決してそれだけを指しているのではありません。借り入れだけでなく、支払い等も含めた総合的なお金のやりくりと考えてもよいでしょう。
企業を経営している場合は、常にこの資金繰りのことを頭に入れておかなければなりません。何故ならこの資金繰りがショート、即ち止まってしまうことは、それは企業の倒産を意味することが多いからです。このように資金繰りが止まってしまうことは是非とも避けなければなりません。
ですがもし実際にこの資金繰りが苦しくなりそうな見通しがあって、尚且つ時間的に殆ど余裕のない状況では、資金不足を解消するために銀行から融資を受けるなどして外部資金に頼らなければ間に合わないかもしれません。
ですが「転ばぬ先の杖」と言いますが、いざと言うときに慌てたり混乱したりすることのないよう、日頃から資金繰り予定表を作成しておくことをお勧めします。これは文字通り資金の流れ、特に出て行くお金と入ってくるお金の金額と時期等を記録しておくことです。
概ね先の3か月または6か月の資金繰り予定表を作成しておくとよいでしょう。
このように資金繰り予定表を作成することの目的は、やはり事前に資金不足を察知しておくことがあります。もし来るべき資金不足が察知できなかったら、その際には企業経営に少なからず影響を及ぼすことになるでしょう。
また資金不足を察知できていれば、資金の流れに関してあれこれ工夫や改善ができ、その結果資金繰りの状況が改善できることになります。
また銀行から借り入れするなどの外部資金の導入に、できるだけ頼らずにすませることもできます。言うまでも無く銀行から借り入れをすれば後で返済に追われることになります。
外部からの借り入れに頼らず自分たちで資金繰りの問題を解決することが一番であることは間違いないでしょう。
そうしたほうが支払利息や割引料等の資金コストを節約できますし、貸借対照表に表れる財務構造も安定化する効果が得られます。またこうすることで対外的な信用力も上がっていくことになります。過払い金返還請求問題は多様過払い金問題を解決しても借金整理できない場合。